今週聴きたい新譜 BEST5 -2021年9月8日-
今週発売になる新譜を今日10枚聞きました、その中から特にこれは良かったという作品を5枚紹介します。音楽配信サービスで聞く音楽選びの参考になれば嬉しいです。
今週のBEST5
・FreeTEMPO「Sekai」
・ハンバート ハンバート「FOLK 3」
・ササノマリイ「空と虚」
・Mega Shinnosuke「CULTURE DOG」
KREVA「LOOP END / LOOP START」
9月08日(クレバの日)に配信リリースされた2年ぶりのアルバム
◆良かったポイント
・新作が出るたびに置いていかれそうな錯覚を感じる(楽しい)。
・既発の豪華客演曲がアルバムで聴くとさらに凄みを増す。
トクオシ!(特にこの曲がイチオシ)
①「Finally」
昨日の0時に突如配信リリースされたアルバム。寝る寸前だったのですが、ニュースを目にして、心身ともに覚醒しました。純度100%の期待を指に込めて、再生ボタンを押したら「やっとあえたな...」ですからね。200%のカウンターをくらいました。
そしてこの曲の畳みかけるラップ。すごい。めちゃくちゃカッコいい。メッセージがストレートに体内に飛び込んできて、心震わされました。
これだけのキャリアがあるのに、新作が出る度に前作より確実にアップデートしていると感じます。ラッパーは何を言うかより、誰が言うかもすごく重要だと思うのですが、KREVAさんが放つことで尋常じゃない説得力を持つメッセージの数々にお尻を叩かれました。素晴らしいアルバムでした。
Youtubeでやっていた「クレバの日」も拝見。めちゃくちゃ良かったです。
ループして聴いて欲しいとおっしゃってたので(仕掛けもある?)、明日からアルバムループして聴きたいと思います。
FreeTEMPO「Sekai」
約10年ぶりの活動再開でリリースされた11年ぶりのニューアルバム
◆良かったポイント
・期待を裏切らない極上のメロディーの数々。
トクオシ!(特にこの曲がイチオシ)
①⓪「Sendai」
「1年に1曲作る」と言う実験的な試みから作られたアルバム。約11年ぶりの新作リリース。
「Life」をめちゃくちゃ聴いていたのはもう10年前なのか...と時間の流れは残酷だなと思いましたが、その隙間を一瞬で埋めるような楽曲の数々が嬉しかったです。
1曲挙げるとしたら、コトリンゴさんが参加している「Sendai」でしょうか。
アコギとピアノの素朴で爽やかなメロディにコトリンゴさんのボーカルが見事にマッチして、思わず瞼を閉じて聴き入ってしまいました。
サビの「大切な人 大事な事を」がもの凄く素敵なメロディ。
ハンバート ハンバート「FOLK 3」
「FOLK」をテーマに2人の弾き語り演奏でお届けする人気シリーズ第3弾
◆良かったポイント
・有名曲の弾き語りのアレンジが、新しい発見の数々で聴いていて楽しい。
トクオシ!(特にこの曲がイチオシ)
②「どこにいてもおなじさ」
間違えちゃいけないレポートの作成をして、メールで送信してホッとした瞬間にこの曲が流れ始めました。ひと仕事終えて、ちょっとひと休みしようと思っていたところに優しいメロディが流れてきて、「あぁ。癒されるなぁ。ちょうどいいなぁ」と窓の外を眺めながら、曲に耳を傾けていました。
何となく歌詞を脳内で追っていて、曲が終わって、ハーモニカの音が響いて、気づいたら泣いてましたよね。なんて素敵な歌。
コロナ禍で独りで暮らしていると、人と一緒にいる事の大切さをより一層感じます。これからこんな風に思える人との出会いがあるといいなと思いました。
ササノマリイ「空と虚」
アニメ主題歌「空と虚」を中心に制作された7曲入りEP
◆良かったポイント
・1曲1曲のアレンジがすごくいい。共通した耳触りの良さとそれぞれの個性がある。
トクオシ!(特にこの曲がイチオシ)
②「Jeanne」
急な会議等があって仕事中に聴きたかった新譜を何枚か聴ききれなかったので、仕事終わりに散歩に出かけたのですが、このEPに完全に心を持っていかれましたね。
1曲目から最後の曲まで、7つの物語に入り込んで行くような没入感のある楽曲の数々。歌声、メロディ、アレンジそれぞれが心地よくて、心に沁みるメロディがたくさんありました。ちゃんと統一された世界観がありつつも楽曲それぞれに個性があってとても楽しめました。
中でもサビのメロディが印象的だった2曲目の「Jeanne」を挙げましたが、全曲好きでした。
Mega Shinnosuke「CULTURE DOG」
2000年生まれの注目アーティスト、自身初のフルアルバム。
◆良かったポイント
・ものすごく聴きやすい。バラエティ豊富でモリモリに感じるのにとにかく聴きやすい。
トクオシ!(特にこの曲がイチオシ)
⑥「甲州街道をとばして」
全11曲の個性溢れる楽曲が楽しめるアルバムで、ノリノリになったり、ウキウキしたり、ちょっぴり感傷的になったり。それぞれに個性的な曲が、アルバムを通して聴いてとにかく聴きやすいくて、すごく気軽に再生ボタンを押したくなるアルバムだなと思いました。
このセンスとバランス感覚が素晴らしいですね。
6曲目の「甲州街道をとばして」は、甲州街道に昔の恋愛の思い出がありまして、それをふと思い出して、ちょっと浸りました。すごく良い曲です。